センテンスリピートを活用する
ピリオドなどで区切られたひとまとまりの文章を「センテンス」といい、英語力があまり身に付いていない人は会話や質問に対する答えを最小限のセンテンスで返そうとする傾向があります。
このようなやり取りを日本語での会話にたとえると、「お元気ですか?」という質問に対して「はい。」と返事しているだけと同じような状態です。
これだけのやり取りでは会話と言えるレベルではありませんし、すぐに会話が途切れてしまったり、相手に「会話をする気がないのか?」と思わせてしまうなど、コミュニケーションすることで逆に悪い印象を与える結果となります。
聞かれた質問に対して的確に答えるということはもちろんですが、返事だけで終わるのではなく、会話が盛り上がるようなコメントや相手への質問などを付け加えることも忘れてはいけません。
まずは今の自分が話すことのできるセンテンス数を理解し、最低でも2センテンス以上で会話できる英語力を身に付けることを目標にして英語を学習することが大切です。
そのためには長文の英語を一度にまとめて覚えようとするのではなく、数センテンスごとに分けて繰り返し学習するセンテンスリピートを英語学習に取り入れて活用し、自分のペースで無理なく英語力を伸ばすように心がけましょう。
また、その中でも特に重要な内容を意味する「キーセンテンス」をしっかりと理解することができれば、そこから全体の意味を解釈しやすくなります。
そうすることで、一度に話せるセンテンス数が少しずつ増えていきますし、実際に英語で会話をする際にも相手との会話を楽しむことができるようになります。